産後間もない授乳中の女性に『肉を食べるな』と言ってきた鍼灸師

sanngo

自分のことばかり考えてはいけない?

産後間もない授乳中の女性に『肉を食べるのは身体に悪いからやめた方がいい』と言ってきた同業者がいました。

女性はプロにそういわれると不安になって、しばらく肉などの動物性食品をやめたそうです。

その鍼灸師は『自分のことばかり考えてはいけない』とまで言ったらしい。

こういう思想で他人の健康を捻じ曲げる人が結構いますが、これ、ほんとうにやめてほしい。

「プロとして」産後間もない女性にそういうことを言う人がいます。

万が一信じて実行すれば産後の回復を遅らせ、赤ちゃんの発育を遅らせ、母子の人生にどれだけ大きな悪影響があるか、何もわからないのでしょう。

幸いにもそのお母さん、すぐに体調の変化を感じて軌道修正していました。

体調の変化とは、元気が出ない、冷える、無性に甘いものが欲しくなるなど。

栄養不足によってエネルギーを生み出せなくなっていたに違いありません。

生物として正しい

出産とその後に続く育児、この時期の母親の消耗はハンパじゃありません。

栄養あるものをしっかり食べなければ回復が遅れて、かなりの長期間不調を引きずることになりかねないことは、ちょっと考えればわかります。

だから日本でも、妊娠中や産後には卵や魚介類や肝を食べさせる習慣がありました。

そもそも、産後のお母さんが自分のことばかり考えていけないわけがないでしょ。

むしろ自分と赤ちゃんのことだけを考えていればいいんです。

絶対にそうしていいし、それが生物として正しい。

まずは自分と家族の必要を十分に満たすこと。

世の中を言うのはそのあと段階ですから。

でも、妊婦や育児中の母親をつかまえて、似たようなことを言う医療従事者は実際にいます。

助産師や看護師でも『肉は乳腺を詰まらせるから食べてはいけない!』などと言う人がいます。

でもそれ、日本人は西洋人より腸が長いとか、人類は臼歯が多いから穀物が主食だとか、そういう話と似たようなレベルの俗説。

そういう医療者は栄養に関する知識がないだけです。

現実の問題として、ほどんどの医療者は栄養の重要性に気付いていません。(学校では教わりませんし)

だから一般人と変わらないレベルで、いろんなことを信じている人がいます。

それが現実ですから、変なこと言われても惑わされないでほしいです。