イライラしてしまうときは泣ける映画がおすすめ~内臓から考える育児ストレス解消法~

iraira

気の滞りとイライラ

梅雨時、なんとなく不快な天気が続きますね。

気温と湿度で算出する「不快指数」というのがありますが、

 じめじめして蒸し暑い梅雨時は、不快指数も高まります。

ストレスがたまりやすい季節だと言えるでしょう。

東洋医学では、ストレスがたまった状態を「気滞」(きたい)と呼んでいます。

これは字の通り「気の流れが滞った」状態。

不快な環境で過ごしたり、嫌なことを我慢したり、

物事が思い通りに進まなかったりすると気の流れが滞ってしまう。

その結果、イライラしたり怒りっぽくなることがあります。

育児ストレスと気滞

育児中のお母さんは特に、気滞を起こしやすいようです。

僕の妻も生後半年くらいまでは育児ストレスなど感じなかったようですが、

息子がハイハイできるようになり、あちこちと動き回り、

部屋中を散らかしたり危ないことをするようになるにつれ、

けっこうイライラし始めました。

また、育児そのものがストレスというより、

他に何かしようとしても何もできない、進まない、、

このことに強いストレスを感じるそうです。

ちょっとしたことが思い通りにできない状態が続くと、

やはり気が滞ってしまうんでしょうね。

 泣ける映画でイライラを解消

お母さんがイライラしていたら、子供は不安になるでしょう。

長期間それが続くとしたら、、人格形成にも影響しかねません。

旦那さんやご家族との関係も悪くなってしまうかもしれませんから、

イライラは上手に解消する必要がありますね。

でも、そんなことわかってるけど、どうしてもイライラしてしまう。

そういう時には「泣ける映画」がおすすめです。

映画じゃなくても、小説やマンガ、ネット動画などから、

思い切り「泣けるもの」を選ぶ。

独りきりでその世界に浸り、たくさん泣いて下さい。

するとあら不思議、、イライラしていた気分がスッキリします。

じつは、これには東洋医学的な理由があるんです。

肺が肝臓を剋す!?

東洋医学の内臓にはそれぞれ、特有の感情があります。

内臓が弱ったり気が滞ったりすると、

怒りや恐れなどの特徴的な感情が出てくるんです。

例えば、肝臓の感情は「怒り」。

これは、肝臓の気が滞って起こります。

その他、内臓の感情はこのようになっています。

肝 = 怒り

心 = 狂喜

肺 = 悲しみ

脾 = 思い悩む

腎 = 恐れる

内臓が弱ったり気が滞ると、これらの感情が支配的になります。

五臓と五行

さて、肝、心、脾、肺、腎の五臓にはそれぞれの五行があります。

五行とは、木、火、土、金、水、五つの要素のこと。

東洋思想ではあらゆるものに五行が割り当てられています。

これは絶対的なものではなく、モノとモノとの関係性を示すモノサシ。

五臓の五行は、こうなっています。

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関係性には「生じる関係」と「剋する関係」があります。

生じるとは、相手を強くすること。

剋するとは、相手を弱くすることです。

図を見ると、肺(=金)は肝(=木)を剋しています。

剋すとは、弱めること。

内臓に対応する感情で、肺は「悲しみ」ですね。

イライラして怒りっぽくなっているとき、

肺の感情である「悲しみ」を強く体験すると、イライラが鎮められてしまうのです。

それと関連して、悲しい映画を見てスッキリする理由はもう一つあります。

肝臓の液は涙

昂ぶった肝臓の異常なエネルギーは、涙によって発散されます。

もともと肝臓は目と関連が深く、疲れ目など目の症状は肝の病変の一つ。

目から出る「涙」は、肝臓の液だとされています。

つまり、肝=怒り=涙 という繋がりがある。

だから、悲しい映画を観たらしっかり泣くことが大切です。

涙が肝臓に滞った余分な気を発散し、流してくれるでしょう。

ちなみに、イライラしてしまうことで自分を責めるのはやめてくださいね。

イライラに限らず、うつうつしたりくよくよしたり、やたらと怖がったり、

日常生活に影響してしまう感情的なトラブルは内臓の不調と関係があります。

それを知らずに「自分がダメなんだ」と思ってしまう人が多いですが、

鍼灸師の目から見ると、イライラは気の滞りです。

特に肝臓の気が滞っているだけですから、上手く発散させてやればいい。

イライラは肝臓の気の滞り

イライラしたり怒りっぽくなっているときは、肝臓の気が滞っています。

肝臓は積極性を持つ内臓であり、

家事でも仕事などでも何でも、積極的にどんどん進めようとします。

ところが思うように事が進まないと、肝臓の気が滞ってくる。

気が滞って、イライラしちゃうのです。

イライラは気の滞りであり「怒る」のは、滞った気の爆発的な発散です。

限界を超えると、怒ることで発散してバランスを保ちます。

これらは体調不良を示す症状の一つなので、ひどい場合には治療が必要です。

気血に過不足が生じてバランスが乱れて症状が出ているので、

乱れたバランスを回復する必要があります。

気血の過不足が解消すれば、気持ちも落ち着いてくるでしょう。

 

最後に、僕が気に入っている泣ける動画をご紹介します。

ヒツジの親子を描いた物語です。

うぅ、、なんかうちの子に似ているような。。

『僕らの手には何もないけど』