妻のお菓子作り
少し前から、妻はお菓子作りにハマっています。
元々お菓子を作っては配り歩くのが趣味だった妻。
Hanaさんのレシピで低糖質のお菓子を作り始めると、すぐに火が付いて毎日何かしら作るようになりました。
きっかけは、この本。

アイス、クッキー、マフィン、カステラなど、低糖質スイーツのレシピがいろいろと載っています。
砂糖や小麦粉を使わず、卵やアーモンドパウダーなどを使ってちゃんとしたお菓子ができる。
甘味料にラカントを使ったレシピが多いのですが、我が家は甘味料を使わない方針なので、妻はラカント抜きで作っています。
レシピを元にラカント抜きで、卵や材料を適当に増減しながら楽しんで作っているようです。
お菓子作りが趣味だっただけあって、元パン屋の僕から見ても上手くできている。
素材の甘味がちゃんとあって、どれもなかなか美味しいです。
息子も喜びますが、一番喜んでいるのは妻ですね。
妻は、もともとお菓子大好きでした。
甘いもの依存から抜けた今でも、なんとなくお菓子っぽいものには惹かれるんだと思います。
香りや雰囲気、ほっとするお茶の時間など、お菓子の楽しみはたくさんありますからね。
ここ最近は、お茶飲みながら手作りのクッキーやマフィンを食べて、育児の疲れを解消しているようです。
ラカントの是非
「糖質ほぼゼロスイーツ&スナック」のレシピには、甘味料としてラカントを使っているものが多くて、かなり大量に使われてるのもあります。
たぶん、普通に砂糖を使ったお菓子と同レベルの甘さなんでしょう。
ラカントは、糖質制限者の間で血糖上昇をきたさない甘味料として広く使われています。
特に否定するわけじゃないのですが「強い甘味」そのものに依存性があると考えると、やはり使わないことが望ましいと考えています。
どのくらい健康に影響するかわかりませんが「甘味依存」状態から抜けてしまった方がずっと楽だから。
しばらく甘味料を使わずにいると、麻痺していた味覚が正常化してくるので、素材そのものの甘さをシッカリ感じるようになります。
すると、砂糖や甘味料を欲しいと感じなくなる。
一切我慢する必要がなくなりますから、本当に楽ちんなんです。
ところで、ラカントの成分である「エリスリトール」は糖アルコールという糖質の一種です。
これあは食後血糖値を上昇させず、吸収した成分はすべて尿から排泄されると言われています。
(エリスリトールについてはこちらの記事を参考にしてください→ 糖質とは何か?)
おそらく血糖値の急上昇とインスリンの追加分泌を促す砂糖を食べ続けるより、ラカントを使ったほうが良いと思います。
ただし、強い甘味を感じたのにエネルギー源(果糖やブドウ糖)が入ってこないため、摂食中枢が混乱してより過食を招く、、という説もある。
それはあり得るんじゃないかと思いますが、もしそうなっていると感じたら止めればいいでしょう。
少なくとも砂糖を大量に摂取し、血糖を繰り返し上げようとする「身体的依存」を抜いていくためには役に立つはず。
どうしても甘みを欲してしまう大人が砂糖をやめる助けになると思います。
また、すでに砂糖を味を覚えた子供に「甘味料なし」の低糖質スイーツで満足してもらうことは難しいようです。
そういう場合にも利用価値があるでしょうね。
やっぱり子供って、基本的に甘いもの大好きですし。
親が急に方針を転換して無理やり取り上げたら、食べたい欲求を抑え込んだストレスから、外でたくさん食べるなどの反動が起きてしまうかもしれません。
ほっとする時間
お菓子はただ「甘いものが欲しい!!」という依存的な欲求だけでなく、ほっと一息つける時間をつくるアイテムでもある。
人にもよりますが、多くの女性にとってそういう時間は大切だと思います。
若い女性では特に、友達と会う時にどうしてもお菓子を食べてしまうという人が多い。
お酒と並んでお菓子は「コミュニケーションツール」にもなっているからでしょうね。
健康を考えればもちろん、砂糖をたくさん含むお菓子は食べないほうが良いと思います。
でも、一切お菓子を食べない、という選択肢だけでなく、低糖質スイーツで「お菓子を食べる時間」を楽しむっていうのも悪くないと思いました。
最近は徐々に、お飲食店でも低糖質メニューが取り入れられるようになってきました。
コンビニなどで売っている低糖質スイーツは、添加物てんこ盛りだったりしてどうかと思うのですが、、
家庭で手作りできるようなものですから、カフェやお菓子屋さんでも一般的な選択肢として定着してくれるといいですね。
実は最近、オーガニックのお菓子などを扱うお店から僕の卵を使いたいというオファーをいただいて、どう対応しようかと迷っていました。
「砂糖なし育児」なんで断ろうかとも思ったのですが、、あまりうるさいことを言わず、むしろ低糖質スイーツを提案しようかと思っています。
参考図書