取材
先日、健康雑誌『壮快』の編集者と記者の方が来院されました。
鍼灸院での卵を活用した改善例についての取材で、当院での症例をお話させていただきました。
雑誌の企画は『卵1日3個で万病退治!』という特集で6人の専門家を取材したもの。
僕は食を重視する鍼灸師として卵を活用した改善例についてご紹介しました。
きっかけは卵の栄養について書いた記事、
編集者の方は以前からこのブログを読んでくれていたそうなのですが、12月号で卵の健康効果についての企画があるので、卵を活用した臨床例があれば教えてほしいという問い合わせを受けたんです。
卵で治った症例なんてあるのか?と思う人もいるでしょうね。
もちろん卵単独で治ったと言い切れることは少ないですが、卵が役に立ったと確信できる症例はけっこうあるんですよ。
そこでこの際だから聞いてもらおうと、取材のオファーを快諾したのでした。
取材を受けるなんて初めてでしたので、ちょっと緊張しましたが、事前にいくつかピックアップしておいた症例のメモを元にいろいろとお話しさせていただきました。
聞かれるままに話続けただけだったのですが、後日記事が出来上がってくると話した内容が要点をふまえて見事にまとまっている!
やっぱりプロのお仕事ですね。
取材のときには10ほどの症例をピックアップして、それぞれについてお話したのですが、記事にはそのうちの数例が反映されています。

リウマチの改善例
頭痛や肩こりの改善例ならブログに書きやすいですが、難病の改善例となると(あるのですが)少し書きにくい。
なぜ書きにくいかというと、それを見て来院されても確実に治すことができるか分らないからです。
でも、せっかく遠くから取材に来ていただいたので、食の改善とかかわりがあると思われるリウマチの改善例も少し紹介しました。
じつは徹底した食の改善と鍼灸治療の継続で、ほぼ生活に支障がないレベルまで改善している方がいます。
分子栄養学の三石巌先生によれば、リウマチなどの膠原病と言われる病気は慢性的なタンパク質不足が原因しているとのこと。
また尊敬する楽道の小西伸也先生の治療院では、断糖肉食によって十数例のリウマチ治癒例があるそうです。(何度かお会いしたことがあります)
今までリウマチについては、鍼灸による症状緩和がメインで本当に治すという意味ではあまり上手く行ってませんでした。
関節の腫れや痛みは軽減できるのですが病気が治るわけではないので、酷くなるたびに治療を繰り返す必要がある。
この患者さんにもそれを伝えたうえで食事や栄養による改善例があるという話をしたところ『ものは試し』と食事法を取り入れたのでした。
そして幸いなことに徐々に症状が改善しはじめ、1年半程度でかなり良い状態を維持されています。
もちろん、この患者さんにも卵を積極的に食べてもらいました。
毎日5個は食べていると思います。
ただし 改善例については継続的な鍼灸治療、食生活だけでなく日常生活の改善なども併せて行った結果です。
単に卵を食べただけで効果が得られたということではないことをご理解いただきたいと思います。
でも卵に含まれているような基礎的な栄養の充実が、病気からの回復や健康増進に役立つことは間違いないでしょう。
卵1日3個で万病退治!
今回の卵特集『卵1日3個で万病退治』には、いろいろな角度から卵の有効性が書かれていてためになります。
そうそう、名著「卵を食べれば全部よくなる」の佐藤智春さんの記事も掲載されています。
(隣に載ってたことが妙に嬉しい、笑)
10月16日発売です。

先ほどちょっと調べてみたら、壮快誌の発行部数月間10万部!
ブログの10万PVとはわけが違いますよね(笑)
ちなみに、卵特集の後ろにある『ねこの特集』がとても面白かった。
猫がホルモンや脳の血流に良い影響を与えていることが分かっているそうですよ。
猫飼っている実感として、それはありそうだと思いました。