味覚から考える「砂糖なし育児」

mitubati

五味のバランスと砂糖

東洋医学では食べ物の味を五種類に分けています。

酸、苦、甘、辛、鹹の五つの味で『五味』と呼ばれています。

(※鹹=「かん」と読み、塩辛い意味)

五味は、毎日の食事でそのバランスを保つことが大切。

砂糖の甘さももちろんこの中に含まれますが、少々甘味が強すぎます。

「五味のバランス」という観点から見れば、

砂糖を使うと食事が甘味に偏ってしまうでしょう。

子供を甘味依存にしない

子供に砂糖や甘味料を与えない『砂糖なし育児』を提唱していますが、

大切なのは、子供を「甘味依存」に状態にしないこと。

甘味依存になった子供は、際限なく甘いものを欲しがります。

甘いものばかり食べていては健全な発育を妨げますし、

幼少期の食習慣は一生の嗜好に影響してきます。

だから「砂糖なし育児」です。

依存状態になりやすい砂糖などの甘味料を与えない育児が望ましい。

しかしこれは、甘味が「悪」だと言いたいわけではありません。

甘味を好むのは本能

母乳はけっこう甘いですし、甘い味を嫌う子供はほとんどいません。

甘味はエネルギー源となる食物に感じる味覚ですから『おいしい』と感じ、

好んで食べることも本能の一部だと言えるでしょう。

しかし現代の甘味料のような強い甘みは、自然界にはほとんどありません。

あっても手に入れることが困難だったり、季節限定の恵みであることが多い。

例えばハチミツは自然のもので、とても甘いですが、、

刺されたりして採るのはけっこう大変です。

熱帯では果物が一年中採れますが、

野生のバナナの糖度はニンジンと同じくらいだったりします。

人が日常的に利用できる自然の恵みに『甘味』はたくさんありますが、

精製された砂糖や甘味料ほど強い甘みは、ほとんどありません。

砂糖は甘すぎる

「砂糖なし」をすすめる理由の一つは、その甘みが強すぎるから。

精製された甘味料は非常に甘味が強く、常用すれば味覚が麻痺してきます。

それは砂糖、異性化糖、代替甘味料や人工甘味料に共通して言えることです。

甘味料は血糖値に対する影響が心配されますが、

味覚に対する影響も考慮したほうがいいでしょう。

血糖上昇は身体的依存を、強い甘みは味覚障害のほかに精神的依存を生じます。

これらが合わさって心身の慢性的な不調や、

糖質過剰の食習慣を『やめたくても止められない』という状態を生んでしまう。

ところが精製された甘味料を使わない食生活をしばらく続けると、

始め物足りなく感じますが、

慣れると甘味料の必要性を感じなくなってきます。

野菜でも肉でも乳製品でも、多くの食材には十分な甘みがあることに気付きます。

あれ??こんなに甘いの!?って。

たとえばニンジンとか、牛乳とか、ありふれた食材に対する味覚が変わってくるんです。

素材がもう十分に甘いから、わざわざ甘味料を使う必要性を感じなくなる。

そうなってしまうと砂糖を使わなくても全く不自由しません。

これは多くの「砂糖断ち」実践者が体験していることですが、

本来の自然な味覚は、そのようなものなんでしょうね。

 

砂糖なし育児の絵本ができました!

依存性が高く健康を害する砂糖や異性化糖などの甘味料、、

特に子供には「はじめから与えないこと」が大切だと思います。

でも、実際に『砂糖なし』で育児をしようとすればいろいろな問題に直面するようです。

大切だけどなかなか難しい『砂糖なし育児』をサポートする目的で絵本を作りました。

内容はリンク先の妻のブログで公開していますので、ご覧いただけると嬉しいです。