媛っこ地鶏の生産者 みかん家の吉田さんを訪ねました!~3日目~

愛媛県の愛南町で媛っこ地鶏という食肉鶏を生産している、吉田裕史さんを訪ねました。

3日間の滞在でしたが、その3日目の記録です。

この日は、鶏の餌やりや発酵飼料の仕込み作業を体験させていただきました。

初日の様子→ 媛っこ地鶏の生産者 みかん家の吉田さんを訪ねました!

2日目の様子→ 吉田家訪問2日目

朝の餌やり

3日目の朝、、まずは鶏の餌やりです。

あらかじめ準備してあった「発酵飼料」を軽トラに積み込み、鶏小屋へ向かいました。

 

そして鶏小屋に吊されてた給餌器を掃除しながら、餌を投入していきます。

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鶏が集まってきます。

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このオレンジの給餌器は業務用に市販されているものですが、乾燥した餌を入れることが前提なので湿った発酵飼料は詰まってしまう。

すると餌が十分に供給されず、鶏の成長具合に影響が出ます。

肉用鶏は早く太らせて出荷したほうが生産性が高まりますから、餌が詰まらないように自作の部品に交換して調整しているとのこと。

給餌器のメンテナンスをする吉田さん

給餌器にエサを補充しながら各小屋を順番に回り、1000羽分の餌やりが終了。

なかなかの重労働でした。

でも何となく、動物にエサをやるのは楽しいですね。

新しい餌が入ると、鶏たちが集まってきます。

餌やりの後は、翌日分の餌の仕込をしました。

吉田さんが鶏に与えている餌は、この発酵飼料。

契約農家が栽培した低農薬米、米ぬか、オカラ、魚粉、牡蠣殻、配合飼料などを混ぜ合わせて発酵させたもの。

いつも前日に仕込み、一昼夜発酵させてから与えているそうです。

中に手を入れてみると「発酵熱」で熱くなっていました。

この日は魚屋さんからもらった小魚があったので魚粉はナシ。(煮干大の魚が混じっていました)

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魚の他、豆腐屋さんがくれるオカラや豆腐、近隣農家の倉庫に余ったくず米など、地域の未利用資源を活用しています。(量的にはメインじゃないそうですが)

雑食性の鶏は、人が食べるものならほとんど何でも餌にできます。

養鶏は、収穫残渣や食品業界で捨てられている「未利用資源」を有効活用するためにも役立ちますが、その実例を見ることが出来ました。

でも、こういうのは地域の人との関係性が大切ですね。

オカラや豆腐をくれる豆腐屋さんは、同級生のご実家だそうです。

ちなみに米は籾殻が付いたままの「籾米」(もみまい)でした。

これを与えると砂肝が倍近くの大きさに発達するんだとか。

確かに吉田さんの鶏の砂肝は、とても大きくて立派、、籾ごと飲み込むことで砂肝の筋肉が鍛えられるのでしょう。

発酵飼料を作る作業はかなりの重労働で、僕もやってみましたが、あっという間に腰が痛くなりました。

発酵飼料を仕込む吉田さん

鶏の餌は発酵させずに、そのまま与えることもできます。

発酵飼料の仕込みは重労働ですから、買ってきた餌をそのまま使えば作業はかなり楽になるはず。

じつは吉田さんも、発酵させずにそのまま与えてみたことがあるそうです。

その結果、、仕事は格段に楽になったのですが、餌を食べた鶏の糞が臭くなってしまった。

それでまた今のような発酵飼料に戻したと話してくれました。

発酵処理によって餌が消化吸収されやすくなり、鶏の発育や健康、鶏小屋の環境に良い影響を与えているのでしょうね。

餌を食べる鶏たち

 

これはまだヒヨコ、ぴよぴよ鳴いてます。

きれいな雌鶏

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予定ではこの後、鶏舎前にある鶏の運動場の手入れを手伝うずだったのですが、、大雨が降ってきたため中止。

見学させてもらう代わりに何か手伝おうと思っていたのですが、、いろいろと教えていただくばかりで、最後まであまり役に立てませんでした。

吉田さん、ごめんなさい!

 

たき火をするお父さん

 

フォークリフトを運転する吉田さん

 

この日の作業はこれで終わり。

出荷のない日は比較的早く仕事が終わるそうですが、その時間を山歩きや地域の仕事に当てているそうです。

養鶏事業のほか、地域の青年団の活動、猟師としての活動などにも積極的に取り組んでいて、そういう時間も大切にしているとのこと。

事業を確実に育てながらも仕事一辺倒にならず、地域とのかかわりを重視しています。

このような姿勢は、地域に根差して長期的に生活していくために、本業に劣らず大切なことなのだと思いました。

 

吉田さんの鶏肉や愛媛の特産物などは「みかん家吉田Facebookページ」から購入できます。

みかん家 吉田 Facebookページ

コメント欄に欲しいものを書き込み「いいね!」が付いたら注文が成立するという、慣れるととっても便利な販売システム。

しかも早い者勝ちなので「いいね!」が付いて注文が成立するまでちょっとドキドキできます(笑)

この方式、、初回注文に少し勇気がいりますが、けっこう癖になる。

ちなみに、もともとみかん農家なので「みかん家」という屋号なんだそうです。

現在、鶏肉の生産が追い付かない状態の吉田さんですが、敷地内に新しい鶏舎を建設しています。

着実に生産力を高め、充実させている感じですね。

また、吉田さんの個人ウォールもおすすめ。

フォローすると山歩きの様子などがわかって楽しいですよ。最近はキノコ採りにはまっているご様子。

吉田さんFacebook

餌や飼育環境などの農園情報は、ホームページにも記載されています。

みかん家 吉田 ホームページ

吉田さん、お母さん、ご家族の皆さん、スタッフの皆さん、貴重な時間をありがとうございました!

またいづれ、家族を連れて愛南町に行きたいと思っています。