産後、妻の変化が劇的
今回は産後・授乳中の食事についてです。
妊娠の半年くらい前から菜食系から肉食系に食事を変えはじめたのですが、
出産後、妻は劇的に変化しました。
妻はそれまで甘いものや炭水化物が大好きで、
お肉をたくさん食べるのはちょっと辛いようでした。
『肉食』や『栄養の摂取』を意識し始めてからも、
お腹の赤ちゃんのために、頑張ってたべているようなところがありました。
そんな妻でしたが、出産を終えると急激に『肉食化』していきました。
どうも産後、たべるものを選ぶ基準が精神的満足から、
身体が必要とする『栄養素』を取り入れることにシフトしたようです。
本能が目覚めたような感じです。
重度の貧血だった
妻は子供のころから重度の貧血だったようです。
走る、、ということが人並みに出来なくて、
単に運動音痴なだけだと思っていたようですが、
子供の頃の様子を聞くほど、貧血の兆候が強く出ていました。
妊娠が判明して血液検査をしたところ、ヘモグロビン値がわずか8.2、、
ヘモグロビンは、血液中の酸素と二酸化炭素の運搬に関わる鉄タンパク。
病院の血液検査では、貧血の指標にも使われています。
基準値は女性で、12~15g/dl、
11以下で貧血と診断されます。

助産院で産みたい!
妻は病院ではなく、助産院での出産を希望していました。
帝王切開、会陰切開、陣痛促進剤などの医療介入を受けずに出産がしたかったようです。
助産院は医療機関ではないため、医療介入されることはありません。
ただし、病気や何らかの異常が見つかった人は、助産院では産めません。
ヘモグロビン値10以下の貧血は出産時に危険を伴うため、
最低10程度まで回復しないと助産院での出産はあきらめる必要がありました。
そんなこともあり、妊娠中赤身の肉を積極的にたべ、
鉄サプリを飲み、出産直前は鉄剤の静脈注射を受けました。
出産直前にかろうじて、10を少し上回る数値になりました。
そもそもこういった状態になったのは、それまでの食生活に問題があったからです。
甘いもの食べると幸せだったはずが・・
妻は元々肉などが好きではなく、甘いものが好きでした。
『甘いもの食べるとしあわせ』
という典型的なスイーツ好きな女子でした。
ケーキ作りが趣味だったようです。
(かわいそうなことをしました、笑)
『肉食系』から程遠い妻でしたが、産後一変します。

お肉400gをぺろり
それまで1日200g程度のお肉を、栄養を摂るために頑張ってたべていましたが、
自然と量が増え、産後は1日300gくらい、
半年も経つと、毎日400gくらいのお肉を普通にたべるようなりました。
今は僕よりもたくさん食べます。
おっぱいをあげると、とにかくお腹が空くようです。
我が家は基本、母乳だけの育児をしています。
赤ちゃんは平均をはるかに上回るペースで発育していますが、
(それがいいことがどうかわかりませんが)
粉ミルクや早期の離乳食で補っているわけではありません。
もちろん、無理やり飲ませてるわけでもありません(笑)
ほぼ断糖肉食
最近の妻の食事は、ほぼ断糖肉食になっています。
断糖肉食とは、糖質をほとんど摂らず、肉魚卵チーズなど動物性の食品を中心の食事のことです。
糖を断って肉を食う。それで断糖肉食。
正確に言うと糖を完全に断っているわけじゃありません。
たまに果物を食べてますし、ハンバーグや炒め物にタマネギをよく使います。
家庭菜園でかぼちゃやジャガイモ、ニンジンが獲れると使っています。
ヨーグルトには乳糖が多いですが、妻は最近よく食べています。
でも、穀物と甘味料は全く使いません。
厳密に決めているわけではありませんが、
毎日の動物性食品摂取量は、
お肉400~500g
卵5~10個
これくらいはたべてます。
他に、チーズや、バター、ヨーグルトも適当に食べています。
穀物と甘味料の糖質は一切取らず、たまの果物と、糖質の多い野菜類を少し使う程度。
(でも、家庭菜園のさつま芋が育つのを心待ちにしているようです)
お肉で乳腺炎になる!?
世間では授乳中にお肉を控える人が多いようですね。
動物性の脂を摂ると乳腺炎になる、という俗説が浸透しているためです。
でもこれ、間違いだと思います。
複数の助産師さんに確認したのですが、
現在、乳腺炎の主因は現在赤ちゃん甘吸い、
吸い方が下手なことが原因だとされています。
授乳姿勢に気をつけて、乳首を深くくわえさせて、
赤ちゃんにしっかり吸ってもらうことで予防できます。
また、はっきりとした証拠はないのですが、様々な証言を参考にすると、
甘いものや炭水化物をたくさん食べると、
乳腺炎になるリスクが上がるのではないかと思っています。
高血糖な状態では一般に、炎症を促進するようですし。
この時期は特に栄養が必要
妊娠中、授乳中の食事の食事について、我が家の体験を書いてみました。
この分野については一般的な食事法と同様、いろいろなことが言われています。
僕たちは初めての赤ちゃんなので、手探りで進んでいます。
だから糖質制限、断糖肉食が一番いいって言い切る自信はありません。
でも、個人的に体験としては、非常にいいですね。
少なくとも妊娠中、授乳中の十分な栄養摂取が重要であることは間違いありません。
それは赤ちゃんの発育と、お母さんの健康の両方にとって重要なことです。
この場合の『栄養』とは、糖質、炭水化物ではありません。
身体を作る必須の栄養素、脂質・たんぱく質を十分にたべること、
お肉をしっかり食べることが、とても大切です。
