砂糖なし育児 知ることの大切さ

kodomoaisu

昨日の記事では、

はじめから甘いものを与えず味覚が正常に育てば、

特に禁止しなくても甘いものを欲しがらない子供に育つのではないか、

という意見を書きました。

その記事に対するFBのコメント欄が興味深かった。

https://www.facebook.com/tetsuya.nomura.

上手くいかないご家庭が多いようですが、

中には甘いものを欲しがらないように育ったというコメントもありました。

このような証言は、僕のウォールでは2つ目。

糖質制限系のグループなどでは、度々見かけています。

僕が個人的にお会いした人の中にも、今までに4人いました。

少ないですが、ちゃんといるようですね。

様々な理由から結局砂糖漬けにしてしまう、なってしまうケースと、

自然と欲しがらない嗜好に育つケースでは、何が違うのか。

思い当たるひとつのポイントとして、

僕が直接会った方は皆、砂糖の他に添加物も摂らないようにしていました。

そうすると必然的に外食や出来合いのもの、

市販のお菓子などを食べることが減り、手作りが基本になります。

手作りの食事が基本だと、栄養以外にもいろいろと良い影響がありそうです。

無添加にこだわる人の中には、砂糖は良くないものであり、

一切取るべきでないものと認識してる人も少なくありません。

そのように指導している食事法も結構ありますからね。

中には極端な粗食をして栄養失調になっている人もいますが、

動物性の食べ物もしっかり取り入れた食生活をしている場合、

良好な健康状態を維持しやすいようです。

おそらく正常な味覚や内臓機能が育つことを妨げる要因として、

化学調味料や各種食品添加物の影響もあるのでしょう。

 

知ること

もう一つ重要だと思ったのが「知ること」。

現代人に身に起こっている様々な慢性病と、

砂糖や異性化糖の摂取が関係しているということを知ること。

それは、病の根本原因の一つを認識する事でもあります。

糖質制限系の食事法は、農耕以前のヒトの食事のスタイルに近づくこと、

ヒト本来の食性に近づくことで健康を取り戻すことを目指す食事法でもあります。

そして、農耕以前の食習慣を引き継いでいると思われる、

世界各地の狩猟採集民族や遊牧民族の食生活と健康状態を参考にしている。

しかし現実の先住民たちは、近代文明に接触し、

砂糖や精製された穀物をたくさん摂るようになっています。

その結果かつての虫歯一本ない健康状態は失われ、

文明人と同じような病を抱えるようになっているようです。

伝統的な生活を引き継いでいるはずの、

健康なはずの先住民族がなぜそうなってしまうのか。

彼らには「砂糖がいけない」というような知識がないからだと思います。

子育てについても、ただ厳しく禁止したり、

家庭で与えないようにするだけでは守りきれないことが多いでしょう。

家庭内では、砂糖中毒にしないよう育てること。

栄養を十分に与え、心身ともにしっかりとした発育を促すこと。

そして、なぜ砂糖や甘味を避けているのか、しっかり教えること。

世間と違ってもあえてそうしている理由を、自分の言葉で伝える。

中学生にもなれば、自由に買い物をしてお菓子やジュースなどを買うようになるでしょう。

大人になったら、まさに自分で選ぶしかありません。

そのころまでに、どうして我が家では砂糖や甘いものを使わないのか。

要点を教えて、最低限の知識を持っているようにすることが大切だと思う。

依存していないしっかりした身体と、

何を選び、何を避けるべきかという食の知識。

そして、自分の感覚で主体的に選ぶ味覚や感受性。

僕はこのようなものを家庭で養えたら、と考えています。

これは簡単な事じゃなく、ただ押し付ければいいものでもなく、

それぞれのご家庭で、主体的な試行錯誤がいることです。

 

ソフトドラッグ

なんでここまでこだわるかというと、

砂糖や甘味料を「ソフトドラッグ」の類だと認識しているからです。

少しくらい食べたからといってすぐにどうこうなるわけじゃありませんが、

だんだんと癖になり、量が多くなり、心身を着実に蝕んでいく。

そんなものとして認識しています。

このことに賛否両論あるのは承知していますが、

職業がら、いやというほど悲惨な実例を見てきました。

もちろん、治療院は体調が悪い人が来るところなので、

悪い部分だけ見ているとも言えますが、

じゃあ、自分の子に与えるんですか??って言われたら、

明確にノー。

世間との折り合いは何とかつけようと、割と真剣に考えています。

子供が喜ぶから与える、

周囲に合わせていたらたくさん食べるようになってしまった、

砂糖も含めて何でも食べたほうが免疫力が高まる、

保育園で与えられるからしょうがない、

このような話を聞くと「ああそうか」と思います。

この、ああそうか、は、あきらめ。

他人は変えられないから、自分のことをしっかりしよう。

中には僕と同じような人もいるから、

自分の場所に書き続け、患者さんにも話し続けよう。

そう思うだけです。

 

書いているうちに日付が変わってしまいました。

新しい一年のはじまり。

明日からも、自分の場所に淡々と書き続けようと思います。