笑いすぎて頭痛になった人

jettokosuta

笑いすぎて頭痛になった人

鍼灸院での症例です。

ジェットコースターに乗っている友達を地上から見上げ、

大笑いしたことがきっかけで、頭痛になった人がいました。

来院した時点で首から肩かけて非常に強い凝りがあり、

夜も眠れないほどの激しい頭痛で、食事も喉を通らない状態。

何件も病院を回ったけれど原因がわからず、

最後は心療内科系のオクスリをもらって飲みましたが、一向に効きません。

発症から2か月ほどたって僕のところに来ましたが、

頭痛は一度の施術でほぼ無くなりました。

治療は、顎まわりと首肩の緊張を緩めただけ。

他に、手足の関連したツボに数か所鍼をしました。

その後は首の凝りが残っていたので週に一度の施術を5回ほど繰り返し、

今ではほとんど症状が出なくなっています。

鍼灸師としては簡単な症例ですが、、薬漬けにならなくてよかった。

頭痛はこういうケースが多いんですよね。

この方はそれまで一度も頭痛を経験したことがなく、突発的なケース。

ちょとしたきっかけ(大笑い)で顎を痛め、

あごの不具合が首のコリに波及し、それが頭部の過度な緊張を生じたようです。

初めて体験した頭痛があまりに辛く、

それが鮮やかに改善したので、鍼灸が癖になりそうだと言っていましたが、、

そんなに長期間続ける必要はなさそう。

炎天下でお仕事をする方だったので、

一般的な食事のことと、水分補給の注意点など少しお話ししました。

食事や生活のアドバイスは聞いてくれない人も多いですが、

治療効果がきれいに出ると、けっこう信じてくれます。

このケースは「緊張型」と呼ばれる頭痛の内に入ると思いますが、

体質的なものでなければ、緊張を緩めればいいので割と簡単です。

これが体質に起因する慢性的なものなら、

症状を緩和しながら全身機能を高める治療をしばらく継続し、

同時に、食事や生活習慣の改善をしてもらいます。

じゃないと、たぶん治らないから。

鍼灸でなんでも治るわけじゃありませんが、

患者さんの状態とマッチしていると、非常に役立ちますね。

2000年以上の伝統を持つ鍼灸治療ですが、

時の試練を経てきたのには、それなりの理由があるでしょう。

担い手の一人になることができて良かったと感じています。