貯筋
埼玉でホームホスピスを運営している義母は、長年非常なハードワークを続けています。
決して大柄な人ではありませんが、鍼灸治療で背中を診ると背筋がとてもしっかりしている。
義母の治療をするたび、強い背筋が激務を支えているのだと感じます。
能登の海辺で育ち、魚介類をしっかり食べていたせいかもしれません。
若い頃はかなり運動もしていたようです。
今現在は運動もせず食生活が貧弱でも、その割にしっかりした筋肉を保っている人がいます。
話を聞くと、若い頃かなり運動で鍛えていたという人が多いです。
もちろん栄養面も充実していたのでしょう。
僕はそれを「貯筋」と呼んでいますが、どうやら若い頃に作った貯筋ほど失われにくいようなんです。
もちろん筋肉は使えば発達しますから、大人になってからでも貯筋を作れます。
ところが大人になってから作った貯筋は、残念なことに、使わないとすぐになくなってしまう。
理由は知りませんが、どうもそういう傾向が強いと感じています。