『歯医者が難病になってわかったこと』 ~先住民食と予防歯科~

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先住民食を知る一冊

「予防歯科」と「先住民食」を提唱する長尾周格先生の新刊本、

『歯医者が難病になってわかったこと』を読みました。

歯医者が難病になってわかったこと

本質的な予防歯科の導入から保険診療をやめるまでの経緯や、

実践の中で改良されてきた「先住民食」最新バージョンの情報が、

とても読みやすい文体で書かれています。

また、ご自身が難病の潰瘍性大腸炎を克服した経験についても詳しく書かれていました。

ただ「病気が治った」「難病が治った」と聞くと、

安易な効果や短期的な改善を期待してしまうものですが、

実際に克服した人の話からは、

健康を取り戻していくまでの試行錯誤の過程を知ることができます。

一度病気になった人が回復するためには、それなりに時間がかかるもの。

体験している真っ最中は、結構じれったかったりもします。

難病と呼ばれる病気は、普通、一生治らないと言われますが、

そのような状況を数年かけて乗り越え、

さらに独自の方法論を作り上げた人の実話は、とても貴重です。

 

肉食系の糖質制限

僕はここ数年「肉食系の糖質制限」を実践しています。

糖質の過剰摂取を控え、

栄養豊富な動物性食品をしっかり食べるという食事法ですね。

このような食事法には、

糖質制限食

MEC食

断糖肉食

原始人食

先住民食

などなど、いろんなのがあります。

細かな違いはありますが、基本的に似たようなものだと考えています。

だからどの食事法についても勉強していますし、

提唱者の書籍や、発信する情報には注意しています。

ただ僕の場合、長年続けた菜食から肉食に変えるきっかけとなり、

今でもいちばん参考にしているのが長尾先生の「先住民食」と、

その背景にある考え方でした。

 

健康のことは健康な人から学べ

医学や科学はどんどん進歩し、変化していきます。

今日良いと薦められることも数年後には否定されるかもしれませんよね。

科学によってどんどん新しいこと分かってくるの良いですが、

長期的な視点に立つと、必ずしも家族の命を預けられるものではありません。

だいたい医者でも科学者でもない一般の人にとって、

医学や科学の説がどの程度信頼できるか、取り入れても大丈夫か、

自分で確かめることは難しいものです。

このような、ある意味不確実な新しい情報に振り回されるより、

すでに昔から高い健康レベルを実現している人たちを見習うべき。

医学や科学にも深く精通している長尾先生のこのような考え方に、強く共感しました。

「歯医者が難病になってわかったこと」には、

前著「歯医者が虫歯を作っている」より食事や予防ついて詳しく書かれています。

これ一冊を熟読すれば、実践的な「肉食系糖質制限」の知識を得ることができるでしょう。

おすすめの良著です。