7、アミノ酸 ~消化力を高める9つの方法~

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どうしても消化力が高まらないなら

ここまでいろいろな「消化力を高める方法」を紹介してきました。

これらは僕自身と家族、鍼灸院の患者さんの体験がもとになっています。

多くの場合、実行すれば消化力の高まりを体感していただけると思います。

 

でも、これまで紹介してきたような工夫をしても、

一向に消化力が高まらない人、改善に時間のかかる人がいます。

重度の胃腸虚弱では、

ゆっくり良く噛んでも、

生姜や白湯を使っても、

消化酵素を補っても、

お肉などの栄養豊富な食品をたっぷり食べられるようになるまでに、

かなり時間がかかる方がいるもの事実です。

 

アミノ酸サプリ

重度の栄養不足では、自分の消化力で動物性の食品を消化することができない場合があります。

そのような方は、しばらくアミノ酸サプリを使ってみるのも手です。

重度のタンパク不足だと、胃腸が弱くなります。

そして胃腸が弱いとタンパク質を消化吸収できない、、というジレンマ。

これを解消するためには、一時的に『アミノ酸サプリ』が必要かもしれません。

アミノ酸は、タンパク質の材料となっているものです。

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極端な栄養不足だと自力で消化できない

今まで書いてきた方法は全て、

自分の力で栄養素を消化吸収できることが前提です。

しかし栄養不足が極端になると、消化機能が非常に低下した状態になります。

例えば、アレルギーを持っている方の中には、

お肉などの動物性の食品のを多く摂ると、

アレルギー症状がひどくなってしまう方がいます。

そのような場合、お肉のタンパク質を十分に消化できず、

未消化のまま血液中に取り込んでいるかもしれません。

 

お肉で便が臭くなるとき

また、未消化のタンパク質が大腸に達すると腸内細菌層の状態が悪くなります。

腐敗菌が優勢になって、ガスがたまったりします。

お肉を常温で放置すると腐敗臭を発することで想像できると思いますが、

お肉などの動物性タンパクは腐敗しやすいのです。

消化力が十分な状態では、食事から摂取したタンパク質はほぼ完全に、

『アミノ酸』に分解されて吸収されるため、このようなことは起きません。

肉食で便が臭くなる、、という話を聞きますが、おそらく消化不良が関係していると思います。

 

タンパク質の重要性

タンパク質は、身体を構成する最も基本的な要素なので重要です。

タンパク質豊富な、たとえばお肉を食べると、胃酸が分泌されて消化が始まります。

タンパク質は、数種類のタンパク質分解酵素の働きで『アミノ酸』に分解されます。

タンパク質は、アミノ酸というより小さい材料が組み合わさってできているんですね。

『タンパク質の消化吸収』とは、大きなタンパク質をばらばら分解して、アミノ酸の状態にして、小腸の粘膜から吸収する働きのことです。

タンパク質は重要ですが、アミノ酸に分解されないと栄養素として使えないんです。

栄養不足によって消化能力が落ちた人は、しばらく『アミノ酸サプリ』で補うことも有効だと思います。

栄養の回復に伴って胃腸機能が改善してくれば、自分でタンパク質を消化吸収できるようになるはずです。

 

ビール酵母

僕、微生物が好きなんですよ。

で、いろんな酵母や微生物資材を試したことがあります。

食品や栄養関係では、ビール酵母が優れていると思います。

ビールを作る時に出てくる副産物ですが、酵母って栄養豊富なんですよ。

お肉のタンパク質が消化しづらい理由の一つは、

筋肉の繊維など繊維質が多く含まれているためです。

酵母の『菌体タンパク』は、繊維など消化しづらい成分を含まない分消化しやすいはず。

ビール酵母には必須アミノ酸の他、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

しかも消化吸収しやすいため、胃腸虚弱の人が栄養を効率的に取り入れる助けになると思います。

ビール酵母は、アサヒビールのエビオスが有名ですね。

栄養療法の医師が患者さんに処方することもあるようです。

 

アミノ酸サプリメントは市販のものをいくつか試してましたが、

人工甘味料を使用したものは、感覚的に受け付けませんでした。(気持ち悪くなる)

試した中では、小林製薬のものが値段も手ごろで、飲んだ感じも飲みやすかったです。

これでWHOが薦める1日所要量よりも、少し多いくらいの必須アミノ酸を摂取できるようです。