9、お腹が空いたら食べたいものを食べる ~消化力を高める9つの方法~

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失敗しない心構え

さて「消化力を高める方法」シリーズはこれで最後です。

実は1の「栄養を摂る」が実質的に最重要の要点でした。

消化力が弱くなる原因は栄養不足にあり、

栄養が満ちてくれば消化力も高まってくるからです。

2~8まではいかにして効率よく栄養を摂るか、、というノウハウでした。

そして今回の内容は『食事法で失敗しないための心構え』として大切なことです。

それは、

食べたいものを食べる。

お腹がすいたら食べる。

こんなの、当たり前ですよね(笑)

 

でも「食事法」を実践する時に、決して見失わないでほしいことなんです。

知識だけ、頭だけ、極端な思い込み、目標のため、、

こん感じで、身体の感覚を無視して食事をすると失敗しやすいんです。

たとえば『お肉をたくさん食べてください』と言われて、

気持ち悪くなってるのに無理して詰め込むような食べ方。

まず、そういうの苦しいから長続きしないです。

しかも、かえって具合悪くなったりします。

時間をかけて少しづつ取り組めば、ごく普通に元気になれるのに、

あせって「言葉通り」やろうとして、失敗する人が多いんですよね。

そういう話を聞くたびに、もったいないなぁ、、って思います。

 

焦ってはいけない

たとえば、肥満の人が糖質制限すると痩せることが多いんですよ。

100キロオーバーの立派な肥満さんは、数カ月で何十キロも落ちたりします。

世間で糖質制限が流行ってる理由の一つは、ダイエット法として優れているからなんですよね。

でも、、あんまり焦らない方がいいですよ。

特に若い女性で『痩せる為なら死んでもいい!!』って人がいます。

昨日まで糖質ばっかり、甘いものばっかり、低栄養の生活をしておいて、

今日からいきなり全ての糖質を排除するとか、、

ほんとにやる人がいます。

その結果倒れたり、摂食障害になったり、、

かなり困った状態に陥るケースがあるようです。

そして『糖質制限は危険!!』ってブログに書いたりしています。

たしかに、、それ、危険ですよ。

上手くいかなかった人の話を詳しく聞いてると、

そりゃ失敗するだろ、、って思うことが多いです。

 

急激な変化はキケン

人間の身体は、あまり急激な変化には耐えられません。

特に、体調が悪かったり、胃腸が弱い人が食事の内容を急激に変えても、

変化に適応できないんですよ。

内容がどんなに望ましくても、方向性が正しくても、

変化が急激すぎると、それだけでかなりの負担になります。

だから、一つ一つ実験するような気持で、

体験を確かめながら「試してみる」といいんです。

今までの習慣を変える移行期間を、1年くらい取っていいと思います。

現在の状態が悪い人は、もっとかかるかもしれない。

別にいいじゃないですか、何年かかったって。

今まで何年生きてきたんですか?

生活習慣は一生もの、じっくりやりましょう。

時間をかけて、様子を見ながら、ゆっくり進めば、

無駄な失敗を減らすことができます。

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 感覚重視

そして、ぜひ、ご自分の感覚を大切にしてください。

本来人は、食べたいものを好きなだけ食べて健康を維持できます。

これ、ほんとなんですよ。

でも、それには前提があります。

「食べたい」という欲求が正常であること。

おいしいと感じる味覚のセンサー、満足を感じるセンサーが正常であること。

それが正常であるかぎり『お腹がすいたら食べたいものを満足するまで食べる』で問題ありません。

でも、ほとんどの人はそうはいかないから、困ってるんですよね。

さてさて、、

 

感覚を乱すもの

味覚を正常にしたいなら、感覚を正常にしたいなら、

糖質の過剰摂取をやめていく必要があります。

糖質を摂りすぎていることが、味覚や摂食中枢も狂わせている原因です。

特に影響が強いのが、砂糖。

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もっといえば、甘味料。

強い甘みは、味覚を麻痺させます。

麻痺した味覚のままでは、正常な判断ができません。

だから、まずはじめに取り組むべきことは『砂糖断ち』です。

できれば人工甘味料も含めた『甘み断ち』をするといい。

甘みを求める異常な欲求さえ無くなれば、食事のコントロールはとてもラクになります。

しかも、砂糖を断っても、甘みを断っても、

それで本格的に体調が悪くなることはそうそうありません。

つまり危険性が低いです。

ま、、多少の禁断症状は出ますけどね。

甘いものくれ~!

甘いもの食べたい~!!

って、身体が叫ぶかもしれません(笑)

 

3週間が山

砂糖断ちをするとき、

はじめの3週間が『山』だと言われています。

糖に対する身体的依存が抜けるまでに、3週間くらいかかるのが一般的なようです。

これには個人差があるため、僕は1カ月『砂糖断ち』してくださいって言ってます。

特に砂糖依存症の人は、そこだけは『意志の力』で努力するしかありません。

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でもその山を越えたら、後は辛くないですよ。

僕自身が経験しましたが、いったん砂糖中毒を抜けると、

甘味をあまり欲しくなくなります。

欲求が無いから我慢してるわけじゃありません。

だから、砂糖断ちは初めが肝心です。

そして次に、炭水化物も含めた『糖質の過剰摂取』をやめていく。

これは多くの場合、お肉や卵などの栄養豊富な動物性食品を優先してたっぷり食べることで、

自然とできるようになってきます。

 

夜だけ断糖肉食がおすすめ

健康な人にとって、完全な断糖は必要ないと思いますが、、

『3食糖質を食べて、おやつもデザートも食べる』ような状態からは抜け出す必要があります。

でも、はじめは無理せずに『夜だけ糖質ナシ、お肉たくさん』から始めるといいですよ。

朝と昼は、今まで通り炭水化物も食べる。

夜は糖質抜きで、栄養豊富な食品をたっぷり食べる。

こうすると夕方から翌朝までの比較的長時間、糖質の悪影響を避けることが出来ます。

砂糖断ちに成功したら、試しに半年くらい、こんな食事をしてみてください。

間食はOKですが、なるべくチーズやナッツなど低糖質なものにします。

そして様子を見ながら、日中の糖質も減らしていきます。

続けるうちにだんだん『糖質欲求』が沈静化して、

身体が糖質ではなく『栄養になるもの』を欲するようになってきます。

こうなったら、好きなものを食べたい時に、満足するまで食べても大丈夫。

同時に栄養欠乏が改善してくるため『消化力』も高まっていると思いますよ。

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