片栗粉が意外に高GI?
最近、血糖値を自分で測っています。
今までは『高糖質のものを食べなければそれでいいだろう、、』
くらいに思ってアバウトに管理していたのですが、
実際に測ってみると面白いです。
これ、けっこうハマります。
遊び半分、てきとうなタイミングで測っていて気が付いたんですが、
片栗粉って、あんがいGI高いですね。
GI値とは
GIは、グリセミック・インデックスの略で、
食後血糖値の上昇度を表しています。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、
それとの比較で数値化しています。
これは、食後2時間までに血液中に入る糖質の量を示しています。
たとえば、ニンジン80、はちみつ88、黒砂糖99、、
これらは、ぶとう糖100と比較した数値です。
糖質制限系でよく出てくる用語なので、覚えておくといいですよ。

鶏ササミ料理で血糖上昇

先日、妻が料理に片栗粉を使っていました。
鶏のササミの食感をやわらかくするために片栗粉をまぶして、
フライパンで炒めたような料理でした。
味付けは醤油、もちろん砂糖は使いません。
妻は時々、これやってます。
お肉の表面がムチッとして美味しいんです。
片栗粉も糖質ですが、
ちょっとまぶすくらいなら、影響ないだろうと思っていました。
でも食べて1時間後、あんがいしっかり血糖上昇していて驚きました。
肉料理にまぶした程度で僕の食後血糖値は、最高133mg/dlまで上がりました。
空腹時血糖値は、80~90くらいです。
片栗粉まぶしたお肉食べて、血糖値が40~50程度上昇したことになります。
あれ、、こんなに上がるの?って思いました。
今回、片栗粉を何グラムまぶしたかも不明なので、
この数値自体にはあんまり意味がないです。
でも、自分にとってはちょっとした気づきでした。
こんなで『断糖肉食』してたつもりだったから・・
ちっとも断糖できてないじゃん!
砂糖より小麦より、高GI!?
そんな体験をした矢先、
先日読んだ本『小麦は食べるな!』にそのことが書いてありました。
タイムリーです。
小麦食品は大半の食品より血糖値とインシュリン量を増やしますが、ここで覚えておいていただきたいことがあります。
コーンスターチや米デンプン、ジャガイモでんぷん、タピオカでんぷんでできた食品は、小麦粉よりさらに血糖値を高める数少ない食品なのです。
へー。
この本には、砂糖より小麦の方が血糖値を急激に上昇させると書いてあります。
そういえば、そんな表をどっかで見た覚えがあります。
ネット上で見かけたGI値を示す表で、砂糖よりも全粒パンが高GIだったんです。
あれー、、と思ったんですが、これは近いうちに自分の体で確かめてみたいです。
でも本当にそうだとすると、お肉に片栗粉をまぶして食べたら、
砂糖をまぶして食べる以上の血糖上昇効果があるということですよね。
ちなみに、市販の片栗粉は『カタクリの根』ではなく、
ジャガイモのでんぷんを材料にしているようです。

些細なことを確認する
今回の記事、何ら結論出ません。
たいしてお役立ち情報でもないのですが、
自分的には小さな発見だったので、あえて書いてみました。
僕はこんな風にいろいろ試しながら、些細なことを確認していくのが好きです。
本に書いてあるGI表の数値を参考にするのは普通ですが、
実際に食べたときに、そのままのことが起きるとは限りませんからね。
一般的なGI値の表を見ると、片栗粉のGI値は65とか書いてあります。
あれ??小麦の先生と言ってることが違うよ。
これは砂糖や他の穀物を食べた時と、実際に比べてみる必要がありそうです。
小麦粉や片栗粉は肉料理のレシピに入っていることも多いですね。
ちょっとくらいいかと思ってしまいますが、
あんがい注意が必要な食材なのかもしれませんよ。
参考文献
『小麦は食べるな!』 ウィリアム・デイビス 著