ニワトリ流の食事術 ヒトの食性に合った食事

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ニワトリ流食事術

いまのところ、僕のブログは食事と健康関連の記事が多いです。

それで、僕が食事をどのように考えているか、まとめてみます。

基本的には『人類の食性に合った食事』をしていれば、健康になれる。

そう考えています。

人類の食性とはどういう意味かと言うと、

ネコだったら小動物、

クジラだったらオキアミや小魚、

牛や馬だったら草、

パンダは笹、

ニワトリは雑食で、草や草の実、虫を餌としています。

このように自然界の生き物はそれぞれ、

自分の『食性』に合ったものを餌として生活しています。

鶏を見てると、特に悩む様子もなく、虫とか草をパクパク食べています。

本能でわかるんですね。

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 ヒトも動物

ヒトも元々、自然界の生き物。

そういう意味で、ヒトは何を食べるのか、、

ここを間違わなければ、食生活が原因の健康問題は発生しないはずです。

あとは食べ物の『質』に気を付けて、身体の欲求に従って美味しく食べるだけ。

簡単ですが、このような形に持って行けたら、かなり元気になれるんじゃないでしょうか?

少なくとも、食生活由来の問題からは解放されるはずです。

 こんな食事がいい

結論を先に書いておきます。

ヒトは『肉食をベースの雑食動物』です。

だから基本的に必要としている食品は、肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品。

もちろん穀物や野菜、果物なのど植物性食品も食べることができますが、

それらは補助的なものであり、なくても死にません。

でも、長期的に動物性食品を食べずに健康を維持することはできないようです。

人類は太古の昔から、生活圏で手に入る動物性食品を糧に生きてきました。

でも、狩りはいつでも成功するとは限りません。

足りない部分を果物や野菜、木の実やイモなどで補っていたようです。

細かいことはいろいろとありますが、基本的にこのように考えています。

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 ヒトの食性

でも、ヒトの食性をどうやって判断できるでしょうか?

それには人類学的な視点、生理学、解剖学が判断材料になると思います。

そして古代からの生活スタイルを受け継いでいる先住民族の食生活を知ること。

これは具体的な証拠として、非常に重要だと思います。

具体例があるから、机上論ではないということです。

もし、伝統的な食生活を守っている先住民族に、

慢性病や生活習慣病がないなら、それを真似すればいい。

『先住民食』を提唱している長尾周格先生もおっしゃっていますが、

おんなじ人類なのだから、だれにとっても参考になるはずです。

そして世界中の先住民族の多くは、それぞの環境で狩猟採集生活を営み、

狩りで得た動物性食品を可能な限り多く食べているということは、間違いないようです。

人類は何を食べてきたか

数百万年の進化の歴史の中で、人類は何を食べてきたのか。

その頃からの生活スタイルを残している狩猟採集民族は、何を食べているのか。

生理学的、解剖学的に、他の哺乳類と比べてどうなっているのか。

僕はこの数年、臨床の傍らでこのことを調べ、考えていました。

その結果言えるのは、雑食動物だということ。

動物性のものも植物性のものも、幅広く食べることで生き延びてきました。

そして他の草食動物や、肉食動物の消化器官と比較すると、

本来どちらがベースになるのかも、ある程度見えてきます。

牛や馬などの草食動物の多くは、食物繊維を微生物で分解するための『発酵タンク』を持っています。

でも、ヒトにはこれがない。

もちろん、猫や虎などの肉食動物は発酵タンクを持ちませんが、

ヒトの消化器官の構造は、これらの肉食動物に近いようです。

歯の形状、腸の長さなどには違いがありますが、

どちらかと言うと肉食主体の食性をもっているようです。

また、ヒトは肉などの動物性食品だけを食べて生きることができます。

現実に、そのような民族がいくつも存在しています。

一方、野菜や穀物など植物性食品だけでは、長期間健康を維持することができません。

このことは鍼灸院で出会う患者さんの健康状態からも確認しています。

菜食の人は例外なく、弱り、衰えていましたから。

加熱調理が基本

もうひとつ重要なのは、ヒトは料理する動物だということ。

火を使って食材を料理することで、栄養の消化吸収効率を高めてきました。

これはおそらく、200万年近く前から行われていることで、

人類の身体の形を大きく変化させています。

チンパンジーやゴリラなど、他の霊長類と比べて顎や胃腸が小さい理由は肉食だけでなく、

加熱料理によって食べ物の消化効率を高めていたからだといえます。

このようなことから『動物性食品を中心に、植物性は補助的に、料理したものを食べる、、』

というのが、ヒトの食性に最も適した食事術だと考えています。

 

 実践と観察

そうして判断した食事の内容を、自分なりに実践してみて、結果を観察する。

また、似たような事をしている他の人を観察して、参考にする。

僕は今でも、その積み重ねをしています。

僕は科学者じゃないので、データとか、統計とか、

科学的なことを正確に理解して、判断しているわけじゃありません。

むしろ、聞きかじりのことをできる範囲で試しているだけだとも言えます。

専門家と言うよりは普通の人として、日常言語で理解できるレベルで、

自分の思考能力の範疇で、考えて、試しています。

その結果として、具体的にどうするかを日々決めています。

鍼灸師なので一応東洋医学ジャンルの専門家ではありますが、

学問として鍼灸や東洋医学を修めたというよりは、技能を習得して臨床している。

学者じゃなくて、職人です。

そのぶん現場にいつもいるので、体感的なデータはどんどん増えてきました。

東洋医学は補助的に

そんな僕が言うのはおこがましいですが、東洋医学そのものは、

人の食性を判断するためにさほど役立たないと感じています。

むしろ、東洋医学や鍼灸が役立つのは不都合が起きた時の一時的な対処や、

生活を変えていく途中のサポート(消化力を上げるとか)、

あるいは、東洋医学の背景にある哲学を生活に応用するとか、

そういうイメージでとらえています。

東洋医学はそもそも農耕文明の中で生まれた医学です。

だから、農耕民族特有の健康問題に対処することに長けています。

よく『効果』と言われるのは、だいたいそういうこと。

根本的な原因を解決していないことが多い。

根本的な解決は食事で、それをサポートするツールとして、僕は鍼灸を使っています。

自分で決める

以上のような考えを元に、基本的に糖質制限系の食事法を支持していますが、

細かいことは気にしていません。

気にしていないというか、個体差、個人差が大きいため、

大まかな方針を『人類』に合ったものにして、あとは生まれ持った体質、

生活環境、個人的信条など、

自分に合わせて、各自が決めたらいいんじゃないかと思っています。

だから、何を一日何グラム食べてくださいとか、

お米は食べちゃいけないとか、断定的な言い方をなるべく避けています。

お肉をたっぷり食べてくださいと言うと、それじゃあ分かりにくいという人もいます。

でも、100g食べたらお腹いっぱいの人もいれば1キロ食べられる人もいる。

本人がおいしく食べて、それで満足しているなら、

その日、その段階では、それがたっぷりだと思うんです。

具体的な数値を必要とする場合は、MEC食の推奨量を目安にしています。

肉   200g

卵     3個

チーズ 120g

(1日の最低量です)

身体は最低でも、これくらいの量の動物性食品を必要としているんですね。

この量を目安によく噛んで、食べられるだけ食べてください、という言い方をしています。

あ、この本お勧めですよ。

超かりやすいですし、実践しやすい。

僕の鍼灸院では参考図書として、渡辺信幸先生のMEC本を勧めています。

『 日本人だからこそ「ご飯」を食べるな』渡辺 信幸 著

肥満傾向で痩せたい人は、こっちから入るといいかもしれません。

『一生太らない体をつくる噛むだけダイエット』 渡辺 信幸 著