砂糖を断つことの価値 

anmitu

砂糖への依存を断ち切る

『砂糖を断つ』ことは、依存を断ち切ることでもあります。

明らかに砂糖が原因で体調が悪いのに、どうしてもやめられない人がいる。

やめようと思ってもやめられない状態、、これは依存状態です。

『あなた依存ですね』なんて言われると、不快に感じるかもしれません。

我が家はそれで、何度も夫婦喧嘩しましたよ。

甘いものを欲しがる妻に、軽い気持ちで、

「それって依存状態だね」とか言うと、カチンと来たりして。

でもカチンと来るなら、やっぱり、そうなんですよね。

 

一旦、完全に断つこと

砂糖は依存状態になりやすいです。

身体の許容量を越えて、たくさん食べたくなってしまいます。

そこから抜けるためには一旦『完全に断つ』必要があります。

砂糖の全くない生活を、最低でも1年くらい続けてみてください。

はじめはつらいかもしれないけど、そのうちに慣れてきます。

そして、だんだん欲しくなくなってくる。

たまに食べると、甘すぎて、我慢して食べるような状態になる。

こうなったらほぼ、依存を抜けています。

 

準備期間が必要な人も

砂糖断ちは、健康な人ならいきなりやっても大丈夫です。

砂糖は身体に必要なものじゃないから、ちょっと慣れたら全然平気。

はじめの1か月くらい苦しいかもしれませんが、

そこを抜ければあんがい楽なもの。

そのまま、砂糖の無い生活をしばらく続けてみてください。

でも、なかにはそれが出来ない人もいます。

例えば、精神的に不安定で感情の波が大きい人。

こういう人の多くは、しばらく頑張っていても挫折してしまう。

そして、挫折体験で自己嫌悪に陥る、、。

こういうのを延々と繰り返している人、いませんか?

このような場合、半年~1年程度の準備期間を設けたらいいかもしれません。

 

準備期間の過ごし方

準備期間、、つまり完全に砂糖を断つまでの準備期間です。

例えば、毎日お菓子を好き放題食べていた人が、

いきなり一切食べない生活に移行するより、

半年~1年くらいの準備期間を取った方が、変化は緩やかです。

本人が苦しまずに、スムーズに食生活を変えられるなら、

そういうのもありだって、僕は思っています。

例えば、

白砂糖をやめて黒砂糖を使う、

手作りのお菓子しか食べない、

お菓子をやめて果物を食べる、

砂糖のはいってない甘酒を飲む、

低糖質スイーツを楽しむ、

人工甘味料で甘味欲求を満足させる、、

このような手段で、徐々に減らしていくのもありです。

 

より精製度合いの低いものを選ぶ

同じ糖でも精製されていない、素材に近い状態の方が吸収が緩やかで、

ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれています。

 

徐々に変えていく場合、精製されたものを止めて、

未精製・未精白の糖を使うといいです。

一番悪いのが異性化糖と呼ばれるもの。

『果糖ブドウ糖液糖』などと表記されますが、

清涼飲料水など甘いドリンク類には必ず入っています。

次に、白砂糖を避ける。

 

念のため言っておきますが、

黒でも白でも、甜菜糖でも蜂蜜でも、手作りでも無添加でも、

砂糖は砂糖です。

こういうの食べていたら砂糖断ちにはなりませんし、

長期間続けるならあんまり意味がない。

甘酒も果物もはちみつも、糖の塊であることに変わりはありません。

でも、精製精白された純粋な砂糖や異性化糖よりはマシです。

また、人工甘味料の強い『甘味』は、味覚の正常化を妨げてしまうためお勧めしません。

でも、こういったものを利用することは、プロセスとしてはあり。

僕の患者さんで、白砂糖をやめて黒砂糖にしたら甘いものを減らせたという人がいます。

普通のコーラをダイエットコーラすることから始めて、砂糖依存から抜けていったという人もいました。

我が家でも砂糖断ち初期には、砂糖なしの甘酒をよく飲んでましたよ。

 

ポイントは、十分な栄養を摂りながら

もうひとつ、とても大切なポイントがあります。

急激に砂糖を断つにしろ、

準備期間を設けてゆっくり取り組むにしろ、

砂糖を減らしていくプロセスは『十分な栄養を摂りながら』じゃないと失敗しやすいです。

十分な栄養とは、肉、魚、卵、チーズなどの動物性食品。

バター、ラード、ココナッツオイルなどの油脂もたっぷり摂ってください。

食材に含まれる脂質タンパク質、ビタミンミネラルなどの栄養素が不足すると、

栄養欠乏による欠乏感から『甘いもの欲求』が強く出てしまいます。

でも逆に、栄養豊富な食材を十分食べながらじっくりと取り組んでいけば、

心身ともに必要な栄養で満たされていくため、失敗しづらいんですよ。