宗教的な理由のベジタリアンだったら ~断糖肉食コンセプトの応用~

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乳製品はOKのベジタリアン

僕は若いころ、アーユルベーダの食事法をやっていました。

お肉は基本的に避ける、穀物と野菜中心のベジタリアンだったんです。

でも、乳製品はオッケーでした。

ベジタリアンにもいろいろあって、

ビーガンと呼ばれるのは、動物性食品を一切食べない人達。

でも、完璧なな菜食ではなく、小魚はOKだったり、

卵はOKだったり、乳製品はOKだったりする考え方もあります。

僕がやっていたアーユルベーダでは、基本的に乳製品はオッケー。

オッケーどころか、牛乳は素晴らしい食品だとされています。

一般にはお肉が全部ダメとは言わないようですが、

本音では食べてほしくないみたいな言い方をしている指導者が多い。

(僕はそのように教わりました)

背景に、ヒンズー教などの宗教的思想があるのでしょう。

じつは僕も、食前に、サンスクリット語でお祈りしてたことがあります。

でもこれ、、ちょっとアレンジすれば、

『断糖肉食コンセプト』を適用できそうじゃないですか?

 

乳製品と豆で必須栄養素を確保

ベジタリアンと言っても乳製品がOKな場合、

ちょっとアレンジすれば栄養欠乏を防げます。

スイスには、ライムギとチーズと牛乳ばかりで健康を維持している民族もいますから、

その割合や食べ方の工夫で、栄養のバランスが取れるはず。

具体的には、脂質をバターやなどから十分に摂り、

タンパク質は、ミルクやヨーグルト、チーズなどの乳製品と、豆の組み合わせ。

ただし、豆はなるべく発酵食品の形で食べます。

豆には有害因子が含まれますが、それは発酵によって消えるようです。

タンパク源として豆をたくさん食べる場合、発酵食品で摂ることが望ましい。

具体的には、味噌、醤油、納豆、テンペなどの大豆製品がいいと思います。

 

ナッツ、ギー、ココナッツオイル

また、アーモンドなどのナッツ類やアボガドなんかもいいですね。

バターを煮詰めて作る『ギー』という脂は風味も良く、おいしいです。

最近注目されているココナッツオイルも使えそうですね。

脂をしっかり摂ることを意識して、あとはタンパク不足を防ぐ。

タンパク質は乳製品と豆製品をしっかり摂ることで、けっこう賄えると思います。

もちろん、糖質でお腹をいっぱいにすることは栄養欠乏を招くため、控えた方がいいでしょう。

アーユルベーダでは牛乳に価値を認めるほか、

油脂では、ギー、ココナッツオイル、ごま油を多用しています。

また、アーモンドなどのナッツ類も素晴らしい食品として推奨しています。

お肉を控える食生活の中で栄養欠乏にならないための知恵なんでしょうね。

 

ビール酵母を使う

それに加えて、補助的にビール酵母を使うといいかもしれません。

ビール酵母には必須アミノ酸が全て含まれるうえ、ビタミンB群や亜鉛などのミネラル類も豊富です。

具体的には、エビオスなんかを毎日飲むといいでしょう。

青汁だけで生活している鍼灸師の森 美千代さんも、エビオスで栄養補給していますし、

ベジタリアンにとっては、強い味方になりそうです。

 

何を優先して食べるかを意識する

一般に、菜食系の食事では栄養欠乏がおこりやすいです。

それは動物性食品を避け、野菜や穀物だけから栄養を摂ろうとするから。

肉食傾向の強い雑食動物のヒトにとって、無理があるんです。

腸内細菌が足りない栄養を補うという説もありますが、

おそらく不足分を補う働きや、飢餓に対処する機能だろうと思っています。

中には高度に適応している例もあるようですが、それを一般化するのは危険です。

でも、もし乳製品が大丈夫なら、かなりの部分栄養欠乏を防げるはず。

ただし『何を優先して食べるか』という基本的な認識を持っていることが重要です。

要点を押さえておけば、お肉を食べなくても何とかなるかもしれません。

(食材が限られるため、実際には簡単じゃないと思いますが)

 

その人の人生だから

何でこんなこと考えたかというと、

宗教上の理由、思想上の理由でベジタリアンしてる人もいるからです。

食事については皆それぞれ、いろんな信条を持っています。

単に健康上の理由でベジタリアンを選んでいるなら、、

ちょっと考え直してほしいと思う。(健康的じゃないから)

でも、宗教上、あるいは思想上の理由なら、、

できるだけ尊重したいという考えを僕は持っています。

その人の人生ですからね。

コアな部分は、他人がいちいち干渉することじゃないですよ。

 

ただ、僕は健康関連のお仕事なので、

宗教上の理由によるベジタリアンでも、お身体への影響が気になります。

足りないものは足りない。

身体の状況や子供の発育に、はっきりと現れて来ると思うんです。

宗教に限らず、畜産の現状とか、食糧問題とかに心を痛めて、

どうしてもお肉を食べたくない、卵を食べたくない人はいます。

そういう場合はどうしたら栄養的な問題を回避できるか、、

一つのアイデアとして書いてみました。

 

参考図書

『毒をためない食事法』 蓮村 誠 著

『食べることやめました』 森 美千代 著