ダイエット症候群 

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怪我が治らない理由

ちょっとした怪我が長期間治らない、、

一見健康そうなのに、そういう悩みで来院する方がいます。

例えば、手首を使いすぎて痛めたとか、

足首をくじいたとか、

ぎっくり腰だとか、、

軽い怪我や関節の炎症は、生きていれば誰にでもあること。

そういうのは普通、しばらく放っておけば治るものです。

でも、何カ月も治らない、、

病院に行っても原因不明、、

いろんな治療院を転々としてきた、、

鍼灸院には、そういう患者さんが度々来院しています。

よく話を聴いてるとそういう人の中には、ダイエットしている人が多いんです。

 

ダイエット症候群

日常の体験から、間違ったダイエットで栄養欠乏になったり、

心身を壊しているケースがすごく多いんじゃないかと思っています。

軽度の怪我がいつまでも治らないとか、

風邪が何週間も治らないとか、

精神的に不安定で鬱やパニックになるとか、

ダイエットが原因でこのような状態になっている人がいる。

僕はこういうのを、勝手に「ダイエット症候群」と呼んでます。

 

お肉たべても太りませんよ

これを読んでいる人にとっては「過去の常識」かもしれませんが、

世の中にはまだまだ、

● お肉をたべると太る

● 脂をたべると太

そう信じている人が多い。

ちょっと体重が増えた、お腹が出てきたからと、

カロリー制限のダイエットに取り組み、

高カロリーなお肉や油ものを避けて、

野菜と穀物中心の食事とジョギングなどで体重を落そうとする。

でも、あまり熱心にやってると、だんだん栄養欠乏になってきます。

特に、お肉などの動物性の食品を避けるようになると、欠乏症が深刻化します。

そこへ過度の運動なんてしたら、、さらに深刻化しちゃいますよ。

巷では「糖質制限ダイエット」が流行っているから、

糖質で太る、、という情報は浸透しているのかと思いきや、

そうでもないのかもしれません。

おそらく身体の基礎的な仕組みを知らずに、

「肉っぽいものを食べなければ痩せる」とでも思っているのでしょう。

でもそれ、間違いですからね。

 

糖を脂肪に変換します

多くの場合、肥満の直接の原因は「糖質の摂りすぎ」です。

身体には食べすぎた糖を「脂肪細胞に変換して処理する」仕組みがあります。

だから日常的に糖質を摂りすぎていれば、

使う前にどんどん蓄積されていって、太ってしまう。

これ、簡単な話ですよね。

痩せたければ、砂糖や炭水化物を控えればいいんです。

中には、糖を脂肪に変換する機能が弱い人もいるため、

糖をたべすぎれば誰でも太るわけではありません。

でもこの場合、高血糖の状態が長時間続いている可能性が高い。

それは健康上、かえって心配です。

 

糖質を食べすぎると太る

糖質をたくさん食べる → 太る、、これは正常なことです。

でも、肥満になるまでこれを続けてしまうとしたら、何かがおかしい。

そうなってしまう背景には、多くの場合「栄養欠乏」があるようです。

これは、体験的にも当てはまることが多かった。

鍼灸臨床の中で確認してみると、

太ってる人のほとんどが糖質をたくさん食べていました。

本人が食べてないと言っても、家族に聞くとたべている。

でも、中にはあまり食べてない人もいるようですね。

そのような人が本当に適正体重を大きく超える肥満なら、

おそらく「脂肪を燃やせない体質」になっていると思います。

脂質代謝、、つまり脂肪をエネルギー源にする代謝機能が高まれば、

必要以上の脂肪蓄積はしないはずですから。

じつは、このような代謝機能の低下にも栄養欠乏が関わっています。

例外はあると思いますが、一般論として、

「糖質を食べすぎると太る」っていうのは間違いなさそうです。

 

足りないから過食する

どうして糖質を摂りすぎてしまうのか、、

ただ「大好きだから」ということもあるでしょう。

でも、肥満になるほど食べすぎてしまうなら「過食」しています。

過食、つまり、食べすぎの状態。

本来適量を食べれば満足するはずなのに、

もっと、もっと、と食べすぎてしまうのは、、

欲張りだから??

違うんですよ。

糖質でお腹をいっぱいにして、糖がエネルギー源になっても、

「身体を作り機能を維持するために必要な栄養素」が足りていないことがある。

脂質やタンパク質や、それらに含まれるビタミン・ミネラルが不足している。

すると当然「強い欠乏感」が生まれます。

つまり「足りない」「もっと食べたい」という感覚が生まれるんです。

でも、これは、、正常なことですよね。

栄養が足りてないんだから欲しくなるし、食べたらいいんです。

じつは過食症と呼ばれる症状も、身体の欲求としては同じ。

過食症の場合は「食べることに対する罪悪感」も作用して、

過食・嘔吐を繰り返したり、ややこしいことになりがち。

でも、肥満にしろ過食症にしろ、このような状態から抜ける唯一の方法は、

「必要としている栄養を満たしていくこと」だと言えます。

 

シッカリ食べて痩せる

肥満の人が痩せるためにするべきこと。

それは、食事を減らすことではありません。

むしろ、シッカリ食べる必要があります。

ただし何を食べるかには注意が必要、、優先順位があるんです。

まずはお肉・魚・卵・チーズなどの動物性食品を中心に、

満足できるまで食べてください。

お腹いっぱい食べていいし、夜中に食べても大丈夫。

これで「肥満」になることはありません。

ホンモノの肥満の人は、遅かれ早かれ適正体重に近づいていくはず。

そして砂糖などの甘いものをやめ、炭水化物は控えます。

甘いものがやめられなければ、なかなか痩せないかもしれません。

でも、先に栄養を満たしていくことで止めやすくなってきますよ。

(砂糖断ちしたい人はこちらを参考にして下さい→砂糖断ち

 

でも、、この方法では適正体重以下にはなれません。

健康なレベルを超えてガリガリに痩せたい人は、、

別の方法を探す必要がありますね。